22年3月21日(月)ムペンバ効果

2022年3月21日

1963年にタンザニアに住む13歳の少年 ラスト・B・ムペンバは、熱い水のほうが冷たい水よりも早く凍ること(ムペンバ効果)を発見し、学校で研究成果を発表。
(古くはアリストテレスやフランシス・ベーコン、ルネ・デカルトなど近世の科学者が既に発見した可能性がある。)

この不思議な現象は、最近まで誰も仕組みを解明することができなかったとのこと。


2020年8月カナダのサイモンフレイザー大学の研究者たちにより、長年の謎解明につながる大きな発見がなされたとのこと。

熱いモノのほうが冷たいモノより早く冷却するという現象は、水以外にも磁気系、クラスレート水和物、ポリマー、ナノチューブ共振器、量子系、低温ガスなどでも起こることがわかってきた。

さらに研究が進み・・・・・・「熱い物体が冷却されるためにはまず、ぬるくならねばならない」という直感的な常識が、現実世界の「むらのある冷却」においては必ずしも当てはまらないことを発見。


研究者はこの奇妙な結果をヒッチハイクに例えました。
すなわち、遠くから出発するヒッチハイカーのほうが条件によっては、近場から出発するヒッチハイカーよりも早く目的地につくことができる現象に似ているとのこと。

あぁ~この例えは分かりやすい (*´▽`*)


さらに研究は進み、最新の理論では「より冷たいもののほうが早く熱せられる」という逆ムペンバ効果の存在も示唆されはじめるようになっているんだとか。
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